栗本丹洲著「千虫譜」のデータベース的なものを作りたい



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ニホンミツバチ

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群蜂コレヲ刺殺ス或ハ風雨堂ヲ侵シ又雑人ノ毎ニ堂ヲ窺フ事ア
リ或ハ糞穢ノ気堂に逼リ或ハ堂衛破壊スル事アリ大黄蜂又
ハ蟻蜘等ノ堂中ニ聚マル事アリ新ニ喪を受ケタル人月信婦人等ノ
近キ視ルカ如キ群蜂悉ク去リテ不還若新ニ堂衛ヲ築テ清潔ナル時
ハ即還リ至ル事アリ或ハ事ニ触テ満堂ノ群蜂尽ク死スル事モマ々
アル事ナリ故ニ堂ヲ設タルノ家慎戒スヘシ各々勤行ノ役アル事右の図
ヲ以テ察スヘキモノナリ唐山ニモ其説アリ左ニ挙ク
陳綮卮訶漸峩星礁蜂身短而脚長尾有鋒螫聚蜂内有一
蜂王形独大且不螫人毎日群蜂両朝名曰蜂衛頗有君臣之
義無王即衆蜂皆死若有二王其一必分分出時老蜂王及遜
位而出衆蜂均㨍其半畧無多寡従王出者不復回旧房出
則群蜂擁護其王不令人見当採花時一半守房一半挨次
出採如掠花少者受罰但採各花鬚俱用甕足挟ニ花珠
惟採蘭花則必背負一珠以此貢献其王又有蜂将不善往外
採花但能醸蜜至七八月間蜂将蓋死若不死則蜜皆被
蜂将食去衆蜂必饑故俗諺云将蜂活過冬蜂族必皆空亦異也
凡ソ蜂蜜年ニヨリテ得ル事多寡アリ天気和順にして翌春梅花ノ多
ク開テ津液ノ多キ年ハ吉トス蜜多シ又風雨フリツ々キ霜威早ク至リ花
少キ年ハ精粋ノ液汁モ少シ凶トス其凶年ニハ無能ノ黒蜂多ク雑り
生スル事アリ鳥黐ヲ以テサシ取尽クシ殺スベシ土蜂ニアヤカリテ此モノ生ス
ルモノナリ群臣ヨリ君命ヲ守リ子ヨリ父ノ令ヲ受ケ孜ニシテ蜜ヲ醸
成ス事ヲ勤メ其業ヲ守リテ昼夜劬辛スル事人倫企及所ニアラズ其
醸シナス蜜ヲ貯ムルヤ一年二年ハ人ノ為ニ辛苦スベシ長クツ々ク事アルベカラズ
是ニヨリテ此物ノ瑞奇タルヲ知ル因テ此虫譜ノ巻首ニ載テ弘ク人ニ知ラシムルノミ

書き下し

陳綮卮訶漸峩星礁蜂身短而脚長尾有鋒螫聚蜂内有一
蜂王形独大且不螫人毎日群蜂両朝名曰蜂衛頗有君臣之
義無王即衆蜂皆死若有二王其一必分分出時老蜂王及遜
位而出衆蜂均㨍其半畧無多寡従王出者不復回旧房出
則群蜂擁護其王不令人見当採花時一半守房一半挨次
出採如掠花少者受罰但採各花鬚俱用甕足挟ニ花珠
惟採蘭花則必背負一珠以此貢献其王又有蜂将不善往外
採花但能醸蜜至七八月間蜂将蓋死若不死則蜜皆被
蜂将食去衆蜂必饑故俗諺云将蜂活過冬蜂族必皆空亦異也

陳綮卮訶舛垢覯峩星勝¬蜂身短く而して脚長し。尾有り鋒として螫す。衆蜂内に一蜂有り
王の形独り大且人を螫さず。毎日群蜂、両朝明曰く蜂衛頗る君臣の義有り、
王無則ち衆蜂皆死ぬ。若し二王あらば其の一必ず分かれる。分れ出る時、老蜂王遜位に及び
而して出る衆蜂均しく幇ず其の半略多寡無し。王に従いて王と出る者(翻訳中

現代語訳

備考

とにかく蜜蜂の功績を広く知らしめたいという勢いが感じられる。(二度目の記述)
蜜を含んでこない蜂を門衛が追い払うというのは、おそらく盗蜂で、他の巣の蜂のことだろう。

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