栗本丹洲著「千虫譜」のデータベース的なものを作りたい



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六足蟾蜍 乾枯者
月池桂国瑞所蔵

■(生の下に亀)一名長股宋奭曰
■(生の下に亀)脚長故
善躍大其声則
曰■(生下に亀)小其声則曰蛤

金襖子 カジカガヘル
    イデノカハヅ
本草呉瑞ノ説ノモノ是ナリ
西山清流ニ住ム京師川々ニ
多就中八瀬名産ナリ形
雨蛤ヨリ微大ニシテ背に痱■(病だれに塁の上の部分)アリ色赭黒色
又褐色ニシテ黒斑アルモノアリ毎更石上ニ出
テ鳴ク一箇鳴ケハ挙族ミナ鳴ク其声清亮抑
揚多シ七辺及覆スルモノ上トス好事ノモノ活者ヲ
畜フニ別ニ其器アリ盛夏水ヲ灌キ眥乾療ヲ吹時ハ必声ヲ■ト云其形尋
常ノ■(生の下に亀)ト異ナル処ハ手足痩テ股長シ眼高ク出四季トモニ蝿ヲ捕テ飼フニ三
年ヲ経テ存活シ其声殊更ニ高ク遠ニ響ルモノアリト云八閩通志ノ石鱗魚福州
府志ノ谷■(虫+東)モ即此モノヲ指テ云又魚ニカヂカアリ亦鳴クコレト別ナリ
昌蔵按本綱蝦蟇集解呉瑞曰長股石鶏也一名金襖子六七月山谷間有之性味同水鶏
其色赤褐ニシテ黒斑ノヨリ分明ナルモノモアリコヽニ図スルモノハ黒ガチタルモノナリ形痩テ股
長ク前脚は小ナリ眼ハ高ク起出ス

書き下し

現代語訳

六足蟾蜍 乾燥の物。
月池桂国瑞*1所蔵

■(生の下に亀)また、長股という。宋奭(北宋時代の医者宼宗奭か?図註本草の著者)
■(生の下に亀)の脚が長い為に。
よく飛び、その声は大きい。
曰■(生下に亀)でその声が小さいものは蛤である。

金襖子 カジカガヘル
    イデノカワヅ
本草*2呉瑞*3の説のものは、これである。
西山清流に住む。京師川々に
とりわけ多い。八瀬名産である。形は
アマガエルより、少し大きく背に痱■(病だれに塁の上の部分)*4アリ。色は茶色がかった黒色である。
また褐色で、黒い斑あるものがある。石の上毎にの 
って鳴く。一匹鳴けば、同種のもの皆なく。その声すずやかで 
抑揚が多い。七辺*5および伏した物を上にいる。好きな物が、生きているのを、
飼うに、別にその器をもっていた。夏の盛り、水をひき、笛で高い音をふく時は、必ず声を■した。
普段■(生の下に亀)と違う所は、手足が痩せて足が長く目がでっぱり、四季ごとにに蝿を捕まえて飼うに、ニ三
年を生きていて、その声殊更大きく遠くに響いたという。八閩通志*6の石鱗魚、福州
府志*7の谷■(虫+東)もこの物を指していいう。また 魚にカジカというのがいる。これも鳴く*8がこれとは別物である。
私が考えるに本綱*9蝦蟇集解*10呉瑞*11曰、長股は石鶏である。また、金襖子は六七月に山谷間にこれがいる。味は水鶏と同じ。
その色が赤褐で黒斑はより鮮明な物もある。ここに描いたのは黒っぽいものである。姿は痩せて股 
が長く、前脚は小さく、目は高く出っ張っている。

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