栗本丹洲著「千虫譜」のデータベース的なものを作りたい



生物情報

翻刻

(右頁上段)
ホウ二種
倶ニ怒レハ極テ青気
草果ノ気ノ如シ

下野方言平賀虫ヘリ黒輪のフチ丹内白ロク中ク
ロマワリ黒メノ茶ニテクマトル黒輪ノ内白ロ
クウ子ホシカタ々ニ
五ツヽアリ背筋
トオリクロニ白キ
ホシ八ツ並ヒアリ
アシヒゲ黒シ

(右頁下段)
ホウ 俗ハンニウ觸則草果ノ気ヲナス秋月
黄蘗上ヨリ落ルモノナリ武夫の肩衣ヲ着セ
ル形ニ似タリ

(左頁上段)
唾吹ムシ 又アハムシト云諸草木ニ着ク
就中バラニ多ク生ス羽化スコヨブエニ似

タリ小蝉ノ如ク捕シトスレハ跳飛五六尺
サゴロモ蝉ト云 赤尾ノモノ雄ナリ夜
光リアリ蛍火ノ如シト云

(左頁下段)
ミヽヅク 横笛ノ一種奇品ナリ
其羽白キ処スキトヲリ小蝉ニ似
タリ

真ムキノ図如此ミヽヅ
クニ似タリ

書き下し

現代語訳

(右頁上段)
ホウ二種
ともに怒ると大変な青臭い匂いを出す。
草果*1の匂いのようである。

下野*2方言では平賀虫。ヘリ、黒輪のふちは赤く内は白く、中く
ろ、周り黒めの茶色で、くまどる。黒輪の内は白く
うねに星、方々に
五つずつある。背筋
がとおり、黒に白い 
星が八つ並んである。
アシとヒゲは黒い。

(右頁下段)
ホウ 俗にハンニウ。触ると草果*3の匂いを出す。秋月
黄蘗*4の上から落ちるものである。 ヨリ落ルモノナリ武士の肩衣*5を着る
姿ににている。

(左頁上段)
唾吹ムシ 又アワムシという。様々な草木につく
特にバラに多くつく。羽化するとヨコバイに似ている。

小さい蝉のようで、捕まえようとすると、五六尺*6飛び跳ねる
サゴロモ蝉という。赤い尾のものは雄である。夜
光り、蛍火のようだという。

(左頁下段)
ミヽヅク ヨコバイの一種で、珍しいものである。
その羽の白い所はすきとおって、小さい蝉に似ている。

真正面の図のよう。ミミズク*7
似ている。

備考

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