栗本丹洲著「千虫譜」のデータベース的なものを作りたい



生物情報

翻刻

(右頁上段)
ヨコブヱ 常ニ羽ヲ合〆枝ニ
トマル物ニ驚ケバ飛フ

(右頁中段)
ヲコゼ
五六月ウツギノ木ノ嫩芽ニ着ヨコ
ブヱノ類也採ント欲スレハハ子トフ事
三尺 文政丙戌三月和蘭ノ官医
西僕尓篤シーボルト虫白蝋ヲ造ル虫ヲ画ケル
書ヲ出〆予ニ示ス形此物ニ同シ此図
ヲ尓スニ云是ト同形ナリ

(右頁下段)
同上 粟穂升麻ノ茎ニツク
モシテニツマム時ハ尾上
白毛脱落ス

(左頁上段)
松毛虫王子滝ノ川
ニテ捕雄ハヨコ腹
カバイロの処
アリ声ヲ
ナシ啼ト云ハ
誤ナリナク
者ハ松虫ト云
モノナリ松
蝉共云䗿
母ナリ

(左頁中段)
毛虫ノス
マユニ黒毛交
ヘタルモノア


(左頁下段)
松ノ蠹虫ナリ

書き下し

現代語訳

(右頁上段)
ヨコバイ 常に羽を合わせて枝に
とまっている。何かに驚けば、飛ぶ

(右頁中段)
ヲコゼ*1
五六月ウツギ*2の木の柔らかい芽につくヨコ
バイの類である。とろうとすると、跳ねて飛ぶ。その高さは、
三尺*3 文政丙戌*4三月日本とオランダの官医
西僕尓篤シーボルト*5白い蝋を作る虫を描いた
書をだして、私に示した物は、この物と同じ。この図
を尓す*6に、これと同じ形であると。

(右頁下段)
同上 粟穂升麻*7の茎についていた。
もし、つまむと、尾上の
白い毛ははげ落ちる。

(左頁上段)
松毛虫。王子滝ノ川
でつかまえた。雄はヨコ腹
カバ色*8のところ
がある。声を
出して鳴くというのは、
間違いである。鳴く
のは、松虫という
ものである。松
蝉ともいう。䗿
母である。

(左頁中段)
毛虫の巣
マユに黒い毛がまじって
いるものもある。

(左頁下段)
松ノ蠹虫*9である。

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