千虫譜ウィキ - 原本A2-11


原本B

生物情報

翻刻

静看簷蛛結低無
端妨礙小虫飛
蜻蜓倒掛蜂児窘
催喚山童為解園
 右范石湖詩
益湖懸志云大昊師蜘蛛而
後誅之知誅之義者也王禹傋
句云鸚鵡能言争似鳳蜘蛛
雖巧不如蚕

豉虫 一名写字虫綱目豉母虫
水スマシ
ノヽジムシ

イロハムシ
ミコノマイ備中
ゴキアライ周防

水黽
チヤンヽ虫 甲州
アメウリ
アメンボウ
川グモ

此者有毒殺
鶏犬長寸許四脚群游水上涸即飛
亦名水馬睛弖志云水游即身如米而長六足立
水面与波上下 即指此物而謂之六足当作四足

書き下し

現代語訳

静かに軒下を見ると、クモが低い所に巣を張っている。
端が、小虫が飛ぶのを妨げている。
トンボは倒れ掛かり、ハチは苦しんでいる。
山童よ、園を解くため、はやしたてておくれ。
 右は范石湖*1の詩である。
益湖懸志*2では大昊師蜘蛛而
後誅之知誅之義者也王禹傋
句云鸚鵡能言争似鳳蜘蛛
雖巧不如蚕*3

豉虫 一名写字虫綱目豉母虫
水スマシ
ノノジムシ

イロハムシ
ミコノマイ備中*4
ゴキアライ周防*5

水黽
チャンチャン虫 甲州*6
アメウリ
アメンボウ
川グモ

このもの有毒で、
鶏犬を殺す。長さ寸*7程、群れて水上を泳ぐ。水が枯れれば飛ぶ。 
また名を水馬と高要懸志*8がいうには、水をおよぐ、身は米の如く*9長い六本足を立て 
水面に上下の波をつくる。与波上下 即指此物而謂之六足当作四足*10

備考