千虫譜ウィキ - 原本A1-18


原本B

生物情報

カイコ

翻刻

万葉集十一養子かふこ歌にたらちねのはヽがかふこのまゆごもりこもれるいも
をみんよしもがなとありかふこ和名抄蚕和名加比古一訓古加比須

書き下し

現代語訳

万葉集十一の養子かふこ歌に「たらちねの母が飼うカイコが繭にこもるようにこもっている
愛しい人にあうすべがあればいいのに」とある。かふこ和名抄*1では蚕和名加比古カイコまたは古加比須コカヒス

備考

万葉集では、「カウコ」、和名抄では「カイコ」と変化が見られる。
カウ、カイは「飼い」であり、「コ」がイモムシを意味するのだろう。