千虫譜ウィキ - 原本A1-7


原本B

生物情報

翻刻

再題自我虫譜
寛永*1甲寅瑞見辱奉
台命講本草於医学兼□訂薬物十八年于兹多
識鳥獣草之名雖然世々不乏其人著書行于世
者可汗百牛也至集彙虫類者寥々無聞為豈不
缼典乎公私之暇以此為年毎獲一虫樊以養之
手自写真彙類附説亦十八年于今図説遂盈巾
衍因釐為二帖其面背皆虫一一附説可至千数
同好之士講虫部者據此図説則未必無小補云
 文化八歳次辛未*2冬日 栗本瑞見昌蔵誌

もろこしのいにしへ文室王のおほへ鳥獣草木
の名をしると仰られしはゆへあなことなるべし
ここに栗本法眼は九寿しのわさはさらなり
本草の学にもさとりふかく寛政きのへとら□
のとしに理 □□をうけ玉はりて医学□
にしてかの書を講しかねて薬の品々を見さた
めらること年久しかたはらゑにさへうつ
して家につたへたまふことゝなりぬ此千ちの
むしのゑすなはちそのうちの一つなり年月
のつとめのおほろけならさることは見舞
人遠しはかりしるへしわきて詩䟽の蜮

書き下し

現代語訳

備考