千虫譜ウィキ - 原本A2-15
原本B
原本B6-25
生物情報
翻刻
紀州介尽六百介品ノ内 烏帽子介
ヱホシ介生
活ノモノ如此
文政壬午八月四日西丸ニテ取タル由
山崎宗周小籃ニ入テ持参 本城掖庭
直舎ニテ図之心覚故ニ畧写ナリ
尾ニアル四本ノ足至長ク鬚ノ如シ本ハフト
ク本上ヘソル又頭口邊ノ四本ハ長クホソ
シ
書き下し
現代語訳
紀州介尽六百介品
*1
の中のエボシガイ
エボシガイの生きている物
いる物はこのようである。
文政壬午
*2
八月四日西丸で取ったという事だ。
山崎宗周
*3
が小さなカゴに入れて、持ってくる。本城の脇庭
直舎
*4
で、図は、覚えがきのため、略図である。
尾にある四本の足は大変長く、髭のようである。根本は太く
上にそる。又、頭口の辺りの四本は長く細い。
備考
エボシガイB本に見つからず。見つけたら教えて…