(上段)
水蠱のむし
「足纏」ニ種類。黒色と
赤土色のものがいる。俗に
ハリカネムシトいう。
長さ一尺
*1あるいは一尺
五六寸
*2あってツヤが
ある。閩小
記によれば
*3にいわゆる線
虫である。
あるいはいう、カマキリまたは、
叫ぶキリギリスの腹の
中から、この虫が出る事がある。
これはその、寄生虫である。
だろうか。珍しいもの
である。大抵は
筧
*4の桶の中の
水中にいたものである。
(下段)
アシマトヒ
墨客揮犀
*5では、「私がある夕方かなり酔っぱらって、のどが大変乾いたので、水を取って 余一夕大酔乾甚取水
飲もうとしたとき、水中から急に叫ぶ声がしたので、明かりで見ると、この虫を得た。
形はミミズのようで、細く長く左右を問うと、いわく「水蠱」という虫である。
人の腹の中にはいり、人の腸や胃を食べる。続明道雑志
*6黄州
*7
雨の後泥の中にいる虫で、細いミミズのようで、長さ約30cm余。地元民がいうには、これは「蠱」
あるいは「人践」之至其所践処皆折烈又有一虫
亦謂之蠱頭如■身長尺許稍■之
即断
*8