(右頁上)
蚊の一種四ツ足の者
人をくわない。
(右頁下段)
蚊の一種 嘴の辺りに花の様な眉がある。九月十月味割不然另種之
者又有害白色者倶不害于人
*1
□蚊の一種脚が長く、背が高い
ブヨより、毒はひどい。竹
やぶから出る。足は黒く、斑ナシ
斑はない
(左頁上段)
蚊一種最も大きい者で、水辺の肥沃な土の中に生じる長いウジのようなものが
羽化した物である。熊蚊という。筑前
*2では蚊の伯母と△
いう。大和本草
*3で言っている。江戸では、
蚊トンボウといって、人をくわない。
(左頁中段)
蚊子
(左頁下段)
一種、赤く羽が褐色の○
○蚊がいる。四月頃蚊の
ではじめに出る。