栗本丹洲著「千虫譜」のデータベース的なものを作りたい



原本B

生物情報

翻刻

らをもあはせ考ふへし時世に古今のたかひあり土地万里の波涛をへたて
たれとも其頃喩の請合せしはおもしろきことなり
金琵琶秘伝花鏡云遂細定その名号曰油利撻𧒻殻青金琵琶紅紗青紗紺色□核形土蜂形者
      為一等云々 弘賢曰明の呉綺か蟋蟀賦に甚既闘也□(氵+厳)銕騎之相持余乃金号琵琶香
称獅子戴我頭来飽卿挙矣とみへたり金琵琶の名これにもとつけるにや
すゝむし促織の一種なり古今六帖のする所の歌の詞及忠峯ぬしの和歌の序
       に水の音にたへしによれはリン〱となく声を鈴の音に聞なして名
つけしにや但しこれは延喜の頃の名なり源氏物語のころよりは松風の音に聞
なして松虫と名をかへたる事上にみへたるかことししかれともそれは京都にてのこと
なり諸国は今にこれをすゝむしといふ大和本草云鈴虫はそのさま西瓜の種のごとく
黒く平たくして首さゝやかにひけなかは白く二條あり弘賢曰□黒きはリン〱となく
なりこれは古名にて中古以来の名にはたかへり

書き下し

現代語訳

備考

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