栗本丹洲著「千虫譜」のデータベース的なものを作りたい

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原本B2-6

8年(寛政10年)か))九月二十六日 当帰ノ虫 怒則生角有臭気 与橘蠹彷彿又芎藭白 芷藁本及懐蘹香蒔蘿等 蠹虫倶皆同物也 *書き下し *現代語訳 当帰((セリ科の生薬。主に根を使う。))の虫 怒ると角を生やす。 柑橘類の虫((アゲハの幼虫の事だろう。))に似た匂いがある。 また芎藭((同じくセリ科の生薬。根茎を使う。))白芷((セリ科の生薬。ヨロイグサ))藁本((コウホン。セリ科の生薬)) 及びŗ…

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原本A3-45

下段) 悪颯 大サ此トオリ (左頁) 当帰ノ虫 怒則生角 有臭気与橘蠹彷彿又 芎藭白芷藁本及蘹 香蒔蘿等蠹虫倶皆 同物也 *書き下し *現代語訳 墨客揮犀((書名))がいうには、セミににて、形は小さく平らで、屋敷の壁や 書䇿((書の束))の中にいて、蟹のような長い日本の足が前にあり刺す。後ろを触れば水平動き、 前を触れば、後ずさる。有鄭秀才戯((書名?))手指でもって、その行動をみようとなんどもこれをはらっていると、 すぐに、刺され…

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