栗本丹洲著「千虫譜」のデータベース的なものを作りたい

原本Ａ3-39編集する

最終更新： karasu_miyako karasu_miyako 2021年04月13日(火) 10:31:37履歴


原本Ｂ

原本Ｂ7-9

生物情報

翻刻

石鱗　福州府志云別名谷蝀生山澗中者其味更美
石輪　廣虫記云形似蛙而大生山巌間可治疳疾
石輪即石鱗　八閩通志又名石輪　同上又辟州府志
錦襖子　福州府志名鱗魚一名石崙魚
石蛤状類田鶏而大皮黄色俗呼為黄蛤味極美
赤風蛤此名出本草真註云治虚損疳疾

書き下し

現代語訳

石鱗　福州府志*1でいうには、別名は谷蝀。谷川にいるものはその味はさらにおいしい。
石輪　廣虫記*2では、形はかえるににているが、大きく山の険しい岩の間に生息するものは、疳疾*3を治せるという。
石輪は石鱗である。　八閩通志より。*4またの名を石輪　同上又辟州府志より*5
錦襖子　福州府志*6では鱗魚となづく。一名石崙魚閩書より*7
石蛤は、形は田鶏に似て、大きく皮が黄色い。その為、俗に黄蛤と呼ぶ。味はとてもおいしい。
赤風蛤は出本草真註*8にこの名がある。虚損*9疳疾*10

備考

  • *1 : 書名
  • *2 : 書名
  • *3 : 主に赤子の神経過敏やひきつけ
  • *4 : 書名
  • *5 : 書名
  • *6 : 書名
  • *7 : 書名
  • *8 : 書名
  • *9 : 体や気力がだんだん弱っていく症状
  • *10 : ＊3参照
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