最終更新: karasu_miyako 2021年02月21日(日) 11:23:06履歴
(右頁)
桐の木ニ孔〆生ス
黒甲堅シ
守瓜ノ一種
壁ミノムシ
巣扁ニ〆両頭円ニ〆中
クヒレタリ
一種長キモノアリ二種
共ニ両頭ニ口ヲ開アトサ
キヘ虫ノ頭出ス
五加虫至テ堅シ好テア
エムモノナリ
(左頁)
按ル漳州府志ノ瓜虫ハ此テントウ
虫ナリ云瓜虫有翅包身円如相思
子状外文紅黒相間飛則有頸翅足
下有台色純金又帝京景物誌
云有虫若半赤小豆而萆麻點者曰
瓢児生蔬畦
捉之則溺腥黄汚不可脱△
△而童手之不已也
又促織志謂瓢
虫笠翁画傳謂之
紅娘
瓢虫
テントウムシ
如此大者極稀
乾鰹 ムシ 頭大ニ尾ノ方コ
ケ赭色ノ毛アリ毛虫ニ似
タリ黒甲虫ニ化スフシボ
タルト云
桐の木ニ孔〆生ス
黒甲堅シ
守瓜ノ一種
壁ミノムシ
巣扁ニ〆両頭円ニ〆中
クヒレタリ
一種長キモノアリ二種
共ニ両頭ニ口ヲ開アトサ
キヘ虫ノ頭出ス
五加虫至テ堅シ好テア
エムモノナリ
(左頁)
按ル漳州府志ノ瓜虫ハ此テントウ
虫ナリ云瓜虫有翅包身円如相思
子状外文紅黒相間飛則有頸翅足
下有台色純金又帝京景物誌
云有虫若半赤小豆而萆麻點者曰
瓢児生蔬畦
捉之則溺腥黄汚不可脱△
△而童手之不已也
又促織志謂瓢
虫笠翁画傳謂之
紅娘
瓢虫
テントウムシ
如此大者極稀
ケ赭色ノ毛アリ毛虫ニ似
タリ黒甲虫ニ化スフシボ
タルト云
(右頁)
桐の木に孔をして生ずる。
黒く甲は堅い。
守瓜*1の一種
壁ミノムシ
巣は平で、両端は円で、中央は
くびれている。
一種長いものがある。二種類とも
両方の端に出入り口を開き、後ろからも
前からも虫の頭を出す。
五加*2の虫。とてもかたい。好んで
歩くものである。
(左頁)
思うに、漳州府志*3の瓜虫はこのテントウ
虫である。瓜虫は円の様に身を包む羽があり、
相思子*4のようで、外文紅黒相間飛則有頸翅足
下有台色純金*5また、帝京景物誌*6
云有虫若半赤小豆而萆麻點者曰
瓢児生蔬畦
捉之則溺腥黄汚不可脱△
△而童手之不已也*7
又促織志*8では瓢
虫いい、笠翁画傳*9では、これを
紅娘という。
瓢虫
テントウムシ
このような大きい物は稀。
乾鰹 ムシ 頭が大きく、尾の方
コゲ赤色の毛があり、毛虫に似ている。
黒い甲虫になる。フシボ
タルという。
桐の木に孔をして生ずる。
黒く甲は堅い。
守瓜*1の一種
壁ミノムシ
巣は平で、両端は円で、中央は
くびれている。
一種長いものがある。二種類とも
両方の端に出入り口を開き、後ろからも
前からも虫の頭を出す。
五加*2の虫。とてもかたい。好んで
歩くものである。
(左頁)
思うに、漳州府志*3の瓜虫はこのテントウ
虫である。瓜虫は円の様に身を包む羽があり、
相思子*4のようで、外文紅黒相間飛則有頸翅足
下有台色純金*5また、帝京景物誌*6
云有虫若半赤小豆而萆麻點者曰
瓢児生蔬畦
捉之則溺腥黄汚不可脱△
△而童手之不已也*7
又促織志*8では瓢
虫いい、笠翁画傳*9では、これを
紅娘という。
瓢虫
テントウムシ
このような大きい物は稀。
コゲ赤色の毛があり、毛虫に似ている。
黒い甲虫になる。フシボ
タルという。
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