栗本丹洲著「千虫譜」のデータベース的なものを作りたい



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□すれにとはにま□たれけんゆうにたるは□き道のをしへ
なるへきされと又登蓮法師かまそほうの薄とみに尋ゆ
きけんもさるかたにすきたる心のやういありてまたおかし
このほとそれの御卿本手より都にして松むしといへる
は色くろく鈴むしはあかきをいへりあつまの人はおほく
そのとなへたりいつれか□そのよしわきまへよとあ
れと武さし野のかきりなきおろかさにしていかてそのな
のりのたかひ免はきまへ侍らんなれとしいていなみかたく
てをのつかろさることや見出るとてふつく元のあたり所せ
おはしましける□堀川院の御時にして蔵人頭以下嵯
峨野に逍遥させて松虫鈴虫を奉らしめ給へるよし
順徳院  抄に見へ公事根源にもむしえらみの事

同し如くしるさる又堀河院次郎百種の題にも松虫
鈴虫を出され松虫は古今集に貫之の人松虫とよめ
るによりて俊成忠房その余の人にも皆野原の夜そ
によせ彦□山の麓のさひしさにつけて侘ぬるよしを
称し鈴虫ははらたかの尾ふさの鈴かと聞まかふよし
を顕仲よみ駅路の鈴かとおほめくなと仲実のよま
れ奉るその外よるの撰集あるは順の和名をはしめ袖
中抄八雲御抄藻塩草なとにもまつといひ鈴といふ
ゆかりにつきたることの葉のみあまたあつめてこれか
すかたのかうやうにしてそのなくこへのかくこにはな
けとさたかにしるせしはつやく見る所なしまいて漢
かたのふみには本草綱目よりはしめきり〱歌はた
をりのうへのみあきらかにしるし並てこの二虫の事

書き下し

現代語訳

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